島ではどんな寿司も作られていた。サーモン、マグロ、イクラ!中にはダブルチョコレート寿司や、メロンとイチゴの寿司なんて言う驚きのネタもあり、それはもうたくさんの種類のおいしい寿司があった!ある日、精霊たちに仕えていた寿司職人の男が、調理場から寿司をいくつか盗んで持ち帰ってしまった。男は、村人にこの精霊たちの寿司を売って、大儲けをしようとたくらんだのだ。思った通り、村人達はその寿司のあまりのおいしさに夢中になってしまった。寿司の噂は他の村にも広まっていき、みんなその寿司を食べたがるようになった。それはのちに寿司大戦争にまで発展してしまった。精霊たちの寿司を食べようと、島へ向かう者たちの長い争いが続いたのだった。
寿司を盗んだ寿司職人に怒った精霊たちは、男を誰も知らない秘密の島へ追放してしまった。その島を「す島」と呼び、男はその島から二度と出られなくなってしまった。島は精霊たちの手によって隠され、誰にもそのありかを知られることはなかった。しかし、いつの日からか寿司作りに本当にふさわしい者だけが島にたどり着き、その作り方の秘密を教えてもらうことができると言われるようになった。
ケンはこの島に行って寿司作りの修業をし、たくさんの人を幸せにしたいという夢を持っていた。世界中の人々においしい寿司を食べさせてあげたかった!
ところが、島は巨大なタコによって守られていた。アドミラルオクトだ。島の守護精霊たちであり、島のありかを唯一知る者だった。島にたどり着くためには、アドミラルオクトからの挑戦に勝たなければならない。しかし、ケンには大きな問題があった。アドミラルオクトからの挑戦は全て英語なのだ。ケンは英語が話せないので、誰かの助けを必要としていた。ケンとの冒険で訪れる島々には、秘密の暗号が隠されていて、それが「す島」のありかを見つける手がかりになっている。昔は地図があったが、精霊たちの手によってバラバラに引き裂かれ、今は宝と一緒に隠されてしまっているのだ!
さぁ、ケンが世界一の寿司職人になるための冒険を、君も手伝ってくれるかい?